「面白さ」は数に依存するのだろうか - ジゴワットレポート

特にオチも結論もない、雑文に毛が生えたような話です。 時折、「この『面白さ』って数に依存したものなのだろうか」、と考えることがある。この場合の数とは、関連するものを摂取した分母…… のようなニュアンス。 例として。昨年公開された映画『シン・ウルトラマン』を、私は「面白い」と感じた。その内訳は、「ウルトラマンに対する作り手の深い愛を感じたから」とか「VFX主体の最先端の日本式特撮を堪能できたから」とか、様々である。しかしこれって、予備知識というか、ある程度の数による判定に過ぎないのではないか、という話だ。言うまでもなく66年の『ウルトラマン』を先に観ているからこそ、沢山の演出や効果音のニヤリとしたポイントに気づくことができる。精神的前作にあたる『シン・ゴジラ』を踏まえて面白がれるポイントも多い。樋口真嗣監督のフィルモグラフィから得られる感想もあれば、もしかしたら漫画＆ドラマ『アオイホノオ』で

[honeshabri]

人は知覚的流暢性が適度に高いものを好むので、「数に依存する」はだいたい正しい。馴染みのある物の方が馴染みのない物より良い。もちろん馴染みだけではダメで、少しの新規性が必要だが。

[kazurex1215]

どうしても「数」で競いたくなる面倒なオタクマインド分かりすぎる。だからこそ、ミリしらの人が圧倒的に打ちひしがれる姿が至上の喜びになる時もあるからなあ。どっちも正解なんですよねえ。

[hukushishokuin]

でもさ、あのとき何にも知らなくて見たあの作品に殴られた衝撃って、数とは違うよな。いつ、出会うかとか、どのタイミング、順番で見たかとか(別に続き物とかじゃなくて)。

[kimotokanata]

実際問題、「数」が面白さのブーストとなることはとても多い…と思う。だからこそ「そうではない」「じゃなくても通用する」ことも願っていて、界隈に「ミリしら」な人が来て、絶賛してくれるとめちゃ嬉しいのだろう

[imlv40]

共感。自分が発信する時は本当に好きなものを一定の知識に裏打ちした意見を出すのが責任と考えているのでこの生き方も楽しみ方も変えられないな。でもこのにわかがよぉと言われないための予防線をはってる気もする