ダイヤモンドにブルドッグの顔？ 【五輪のミカタ この技このルール】（６）：時事ドットコム

侍ジャパンが狙う「勝負」の守り 「ブルドッグ」シフトのイメージ【時事通信社】 少ない好機を生かし、１点を守る。日本野球が得意とする「スモールベースボール」に欠かせない戦術がある。守備側チームがここぞという場面で繰り出すバントシフトの「ブルドッグ」。金メダルを目指す来夏の東京五輪では、延長に入った場合にタイブレーク制が導入されるとみられ、稲葉篤紀監督率いる日本代表「侍ジャパン」にとって大きな武器になるかもしれない。 ◇ ◇ ◇ タイブレークは表、裏とも無死一、二塁の設定で始める。試合を早く決着させるため、得点が入りやすいよう攻撃側の絶好機が用意されているわけで、送りバントで１死二、三塁として最低でも犠打飛で１点、できれば一打２点を狙うのが、一つのセオリーといえる。 守備側はいきなり大ピンチ。安打を打たれたら仕方ないが、送りバントは防ぎたい。この状況で通常のバントシフトは、一塁手だけがダッ