函館港クルーズ船岸壁整備/地域活性化へ11月3日着工式/函館開建、市 | 建設通信新聞Digital

北海道開発局函館開発建設部と函館市は、１２月３日午前１０時から函館市国際水産・海洋総合研究センター大ホールで函館港若松地区クルーズ船岸壁整備事業の着工式典を開催する。 同事業は増加傾向にある函館港への寄港需要への対応や、より観光の中心地に近い若松地区への整備による地域経済の活性化を目的にしており、岸壁は水深マイナス１０ｍ、長さは３６０ｍで計画。１１万ｔ級の船舶が停泊可能になる。現地は地盤が軟弱な上、摩周丸の営業を続けながらの工事となることから、桟橋方式を採用する。全体事業費は４１億円を見込んでいる。岸壁整備は、設計施工一括で東洋建設が担当する。 若松地区のクルーズ船受入岸壁は、同地区に係留され、青函連絡船記念館として活用されている摩周丸の右舷側に整備するもので、場所はＪＲ函館駅から約３００ｍの至近距離にある。 ２０１８年前半の完成を見込んでおり、函館開発建設部では、新たな岸壁整備による効果