神戸新聞NEXT｜総合｜伊丹の８０代男性が新型コロナ感染 妻とともに重症

兵庫県内１２人目となる新型コロナウイルス感染者について説明する（左から）藪本訓弘健康福祉部長、早金孝防災監、山下輝夫疾病対策課長＝８日夜、神戸市中央区下山手通４、兵庫県庁（撮影・吉田敦史） 兵庫県は８日、伊丹市在住の８０代男性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。男性は７日に感染が確認された８０代女性の夫。２人とも人工呼吸器を着け、重症という。 県によると夫婦は２人暮らしで、感染経路は不明という。女性は症状が出る前に県伊丹健康福祉事務所管内（伊丹市、川西市、猪名川町）の通所リハビリ施設を利用。施設の職員や利用者に症状がある人はいないが、県は健康を観察する。 一方、伊丹市の藤原保幸市長は８日、西宮市が明らかにしなかった女性の居住地を伊丹市と公表。「人口の多い阪神間で、プライバシーの侵害になるとは思わない。公益的な必要性とのバランスを考えた」と話した。（藤井伸哉、伊丹昭史） 【記事特集リ