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明日への視座
南方熊楠(みなかたくまぐす)(1867-1941)は、和歌山に生まれ、前半生をアメリカに足掛け6... 南方熊楠(みなかたくまぐす)(1867-1941)は、和歌山に生まれ、前半生をアメリカに足掛け6年、イギリスに8年暮らし、帰国して和歌山県那智勝浦に隠栖(いんせい)したのち、田辺に定住した。大学予備門(東京帝国大学の前身)を中退したのちは生涯大学に行かなかった(行っても卒業しなかった)。幼児より読書に没頭し、ロンドンでは大英博物館で古今東西南北の書を読み、抜き書きして、独学で大学者になった人物である。 その学問領域は、微生物学(特に粘菌の蒐集(しゅうしゅう)と研究)や民俗学をはじめとして、哲学、歴史学、心理学、社会学、民俗誌、比較宗教論、科学論などに相渉(わた)る。一言でいえば、地球志向の比較学である。 わたしが特に興味を持っているのは、「南方マンダラ」とも呼ばれる熊楠の曼荼羅(まんだら)である。これは、彼が学問の方法論を展開するために、もっとも信頼すべき相手として選んだ高野山真言宗管長で