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はとバス社長 現場を「末端」と呼んだ役員に激怒「先端だ」
今、日本は未曽有の苦しい状況に立たされているが、重要なのは、強いリーダーシップ。弱い集団を強くし... 今、日本は未曽有の苦しい状況に立たされているが、重要なのは、強いリーダーシップ。弱い集団を強くしたリーダーの人心掌握術を見てみよう。ここでは、はとバスの宮端清次氏(76)のケースだ。 * * * 同氏がはとバス代表取締役に就任したのは1998年。東京都の交通局長などを歴任し、東京都地下鉄建設の代表取締役専務を務めた後の、いわば“天下り”だった。 社長就任時、はとバスは4年連続の赤字で、120億円程度の売り上げに対し70億円の借金を抱える危機的な経営状況だった。社員の間には大株主である東京都や旧営団地下鉄などの後ろ盾に寄りかかる“甘えの構造”があった。 「なにせ自主性がなく覇気がない。全社員が『このままでは会社が潰れる』と危機感を持つ必要があった。経営者は800人の社員の後ろにいる2000人の家族を守る責任があるんです」 社長3割、役員2割、社員1割の給料カットを提案し、初年度に黒字化できな
2011/06/12 リンク