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難局乗り越えるには複数指導者体制・首相公選制導入必要
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難局乗り越えるには複数指導者体制・首相公選制導入必要
日本の政界の人材不足・リーダーシップの欠如はあまりにも顕著だが、ただ呆れていても仕方がない。今の... 日本の政界の人材不足・リーダーシップの欠如はあまりにも顕著だが、ただ呆れていても仕方がない。今の震災後の難局を乗り切れるかどうかに、日本という国家の命運がかかっていると言っても過言ではない。リーダーシップの欠如を補うにはどのような制度を作るべきなのか、大前研一氏が提言する。 * * * 現実問題として当座の難局をどう乗り越えるのか? 私はタンデム(2頭立て)かトロイカ(3頭立て)の複数指導体制でいくしかないと思う。 実は、海外にはタンデム体制やトロイカ体制でうまく回っている国が多い。たとえば、イギリスはキャメロン首相とクレッグ副首相の2トップが1つのチームとして円滑に機能している。ロシアも主として内政はプーチン首相、外交はメドベージェフ大統領という役割分担によって安定感が増している。目立たないがラブロフ外相も有能だ。 アメリカも、バイデン副大統領はともかく、オバマ大統領とクリントン国務長官