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中高年の「手指の障害」が増加中 症状緩和には原因特定と早期の治療が必要
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中高年の「手指の障害」が増加中 症状緩和には原因特定と早期の治療が必要
物をつかむ、握るなど手の指は繊細で、複雑な動きを要求されるため、骨や腱、筋肉がコンパクトに集まり... 物をつかむ、握るなど手の指は繊細で、複雑な動きを要求されるため、骨や腱、筋肉がコンパクトに集まり、構築されている。近年、指が曲がらない、伸ばせない、痛いなどの症状を訴える中高年が増加中だ。指のトラブルは何かと生活の質を落とすので、まずは原因が何かを特定する診断が重要となってくる。早期に専門医を受診し、適切な治療に取り組みたい。 人は手指を使い“摘まむ”“握る”“押す”といった精巧で複雑な運動機能を何気なく行なっているため、その動きが障害されると不自由を感じてしまう。手指の障害の原因として高度経済成長期は仕事などでのケガが多かったが、高齢化の進む現在は指が曲がらない、伸ばせない、痛みがあるなどの病気が激増中だ。 日本手外科学会の専門医で、NTT東日本関東病院の大江隆史院長に詳しく聞いた。 「指が曲がらない、伸びないなどの症状は加齢によって生じることが多く、まずは何が原因で起こっているかを診断