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フランスの極右よりも右なのは?
日々の国際ニュースは新聞で得ることができますが、その底流を知るとなると、本誌のような国際情報誌が... 日々の国際ニュースは新聞で得ることができますが、その底流を知るとなると、本誌のような国際情報誌が役に立ちます。本誌日本版9月15日号の「父より危ないフランスの新女王」という記事など、いい例です。 フランスのサルコジ政権は、ルーマニアなどからの少数民族ロマ(かつてはジプシーと呼ばれたが、差別的な表現だとして、いまはこう呼ばれるようになった)が違法に滞在しているキャンプを撤去して、母国への送還を開始しています。 これには、移住の自由を認めるEU(欧州連合)の基本理念に反するとして反対運動も起きています。 サルコジは、なぜ強硬策を貫くのか。その背景には、ヨーロッパ全体の右傾化があります。イタリアでは、ファシスト党系の「自由国民党」が存在感を強め、オランダでは今年6月の総選挙で移民排斥を掲げる「自由党」が躍進しています。 移民の激増に苛立つ世論の右傾化を受け、フランスの政権も、流れに抗せないという
2010/09/24 リンク