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「未来予測本」に振り回されない、2025年のメディアリテラシー
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「未来予測本」に振り回されない、2025年のメディアリテラシー
<人間は不確実なものに弱い。「不安」に訴える商売は永遠に不滅だが、その特徴はもっともらしいが極論... <人間は不確実なものに弱い。「不安」に訴える商売は永遠に不滅だが、その特徴はもっともらしいが極論にすぎない「変化」が実現するという話を、具体的な数字を入れ込むことでリアリティーがあるように感じさせる点にある> 今回のダメ本 『2025年を制覇する破壊的企業』 山本康正[著] SB新書 (2020年11月15日) 人間が最も弱いものの1つに、不確実性がある。将来はこう変わる、あなたの仕事の未来は危ない、いやあなたの存在自体が2025年には不要になっているかもしれない――こう言われて不安にならない人はいない。なぜなら、変化に直面しているのは大なり小なり、どこの世界でも同じだからだ。「不安」に訴える商売は永遠に不滅である。 私のいるマスメディア業界でも、この手の言説は定期的にはやる。2000年代、2010年代に限っただけでも、テレビ局がニコニコ動画に負けていくとか、ブログがあれば新聞は要らなくな