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「一番マシ」な政党だったはずが...一党長期政権支配がついに終わる
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「一番マシ」な政党だったはずが...一党長期政権支配がついに終わる
5月2日に行われたイギリス地方選でも保守党を下し、勝利を喜ぶ労働党のキア・スターマー党首(中央) PH... 5月2日に行われたイギリス地方選でも保守党を下し、勝利を喜ぶ労働党のキア・スターマー党首(中央) PHIL NOBLEーREUTERS <イギリスでいま目にしているのは、長期の政権を保っていた英保守党が支持を失い、軽蔑され、確実に敗北に向かっていく過程> 1つの党による長期の政権支配が終わりを迎える過程を、僕はいま興味深く見守っている。僕の経験上、母国イギリスで知る限り、こうした機会は過去2回あったが、どちらも「見逃して」しまった。 英保守党は1979~1997年にわたり政権を握っていたが、その最後の数年、僕は日本で暮らしていた。労働党は13年にわたり政権の座にあったが、2010年についに下野し、それは僕がイギリスに帰国してからまだ1週間ほどの時期だった。 だから、かつては信頼を寄せていたり、あるいは少なくともひどい選択肢の中では一番マシだと思っていた政党を人々が軽蔑するようになる....