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自称「大国ロシア」の没落が変える地政学──中国の見限りと寝返りが与える影響
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自称「大国ロシア」の没落が変える地政学──中国の見限りと寝返りが与える影響
ウクライナ軍に破壊されたロシアの戦車が草原に(今年8月) ALEX CHAN TSZ YUKーSOPA IMAGESーLIGHTROCKE... ウクライナ軍に破壊されたロシアの戦車が草原に(今年8月) ALEX CHAN TSZ YUKーSOPA IMAGESーLIGHTROCKET/GETTY IMAGES <もともと経済力がないロシアの地位が沈んでも、世界に与える影響はほとんどない。むしろ重要なのは、この「帝国」崩壊後の東アジアと世界の勢力図が大きく変わること> 9月5日、ロシアの東端カムチャツカで若者の開く環境問題フォーラムに出席したウラジーミル・プーチン大統領は、「(日本ではなく)ロシアこそ日出ずる国」なのだと宣明した──。 そんな子供じみたことはどうでもいいが、ロシアのこれからはむしろ「日没する国」になるのであるまいか。 ウクライナ戦争で、ロシアの勝利は遠のく一方。中国も中央アジア諸国もロシアから距離を置く。プーチン大統領は、ウクライナを勢力下に止めようとして、かえってロシアの地位低下を速めている。 それでもロシアは外交