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毛沢東の衣鉢を受け継いだ習近平を待つ「未来」
中華人民共和国の創設者である毛沢東(マオ・ツォートン)は、その時代に比類なき声望と権力を欲しいま... 中華人民共和国の創設者である毛沢東(マオ・ツォートン)は、その時代に比類なき声望と権力を欲しいままにした。しかし毛沢東は何度も「革命運動」を発動して国家を崩壊の瀬戸際に追い込んだ。その後、鄧小平(トン・シアオピン)による経済領域の「解放」によってこの国は生き返るが、鄧が指定した後継者の江沢民(チアン・ツォーミン)と胡錦涛(フー・チンタオ)は鄧の政策に従うだけの「国家の看守」に過ぎず、共産党政権を自分の代で壊さず平穏無事に次の世代に引き渡せばそれでよかった。 しかし、習近平(シー・チンピン)は前任の2人とは違う。彼は正真正銘の「紅二代(編集部注:いわゆる「太子党」の中でも49年の新中国成立以前に共産革命に参加し、日中戦争や国民党との内戦で貢献した党幹部の子供)」で、毛沢東は彼の精神の上の父である。彼は自分をこの国の「所有者」と考えている。けっして「経営者」などではない。この国を自分の家と考え