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ラガルドはユーロ圏を破産させかねない
5月25日、フランスのクリスティーヌ・ラガルド経済財務雇用相がIMF(国際通貨基金)の次期専務理事... 5月25日、フランスのクリスティーヌ・ラガルド経済財務雇用相がIMF(国際通貨基金)の次期専務理事に立候補すると表明した。性的暴行容疑で訴追されたドミニク・ストロスカーン専務理事の辞任を受けてのことだ。 財政破綻国の救済機関であるIMFトップの座をラガルドが手に入れることは間違いないだろう。彼女は、すでに多くの欧州諸国が支持を表明している最有力候補だからだ。 IMF専務理事はヨーロッパから、IMFの姉妹機関である世界銀行の総裁はアメリカから出すというのが長年の不文律。中国やブラジルのような新興国の影響力が強まってきても、ヨーロッパとアメリカはこの体制を守り続けてきた。 ラガルドには優れた点がたくさんある。非常に聡明な上、容姿に品がある。見た目が魅力的なのは、IMFトップに欠かせない資質だ。人気はないが経済的に十分意味のある政策を進める際は、各国を口説き落とす交渉術が必要になってくるからだ。