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生活苦から「ブラックバイト」に追い込まれる日本の学生
大学生のアルバイト実施率を国ごとに比べると、主要国の中で日本の比率は最も高い。日本は59.1%の学生... 大学生のアルバイト実施率を国ごとに比べると、主要国の中で日本の比率は最も高い。日本は59.1%の学生が何らかのアルバイトをやっているが、この数字はアメリカでは53.3%、イギリスでは37.8%、フランスでは25.0%となっている(内閣府『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』2013年)。 こうした傾向は最近になって始まったことではなく、日本の学生がアルバイトに精を出すのは昔から余り変わっていない。しかし最近になって変化したのは、その目的だ。<図1>は、マンモス私大の日本大学のデータで、学生のアルバイトの目的の変化をグラフにしたものだ。 90年代では交際費やレジャー費など「遊興費」目的が最も多かったが、最近はそれが減って、生活費や食費を得るためという回答が増えている。大学生のアルバイトも、切実なものになっている。昨今の不況で家計が厳しくなり、親に頼れなくなっているのだろう。下宿学生の仕送
2015/11/26 リンク