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「遺体記念写真」が暴動を呼ばない理由
死んだタリバン兵を侮辱するような米兵の写真が暴露されても反米デモが起こらないのは、タリバンの暴虐... 死んだタリバン兵を侮辱するような米兵の写真が暴露されても反米デモが起こらないのは、タリバンの暴虐ぶりもよく知られているからだ 当然のことながら、アフガニスタンの人々が怒りをあらわにしている。だがその反応は、思いのほか抑制的だ。 4月18日付の米ロサンゼルス・タイムズ紙に衝撃的な写真が掲載された。自爆したイスラム原理主義勢力タリバンの戦闘員とみられる遺体の横で、アフガニスタン駐留米軍の兵士がポーズを取っている。アフガニスタンのカルザイ大統領は強い不快感を示し、米軍は反米感情の高まりを懸念して駐留部隊の警護を強化したが、大きな暴動は起きていない。タリバンは「恥ずべき暴挙」を非難する短い声明を出すにとどまっている。 一部のタリバン高官は怒りより不安を覚えている。タリバン内部の強硬派が、今回の写真を口実にアメリカ側との交渉に反対する恐れがあるからだ。 国民の間で米兵への反感が高まらなかった理由は、