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アウシュビッツ、最高齢の生き証人の死
ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を象徴するポーランドのアウシュビッツ強制収容所。... ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を象徴するポーランドのアウシュビッツ強制収容所。150万人が虐殺されたこの「死の収容所」に送られながらも、ガス室送りを免れて生還した人々のなかで世界最高齢の生存者だった男性が10月21日、108歳で亡くなった。 収容所の跡地に建つアウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館の広報担当者によれば、男性の名はアントニ・ドブロボルスキ。小学校教師だった人物で、ポーランド北西部の町デンブノで死亡した。 第2次大戦勃発前夜、ポーランドに侵攻したナチスドイツは、ポーランド人とその文化を根絶やしにするため、学校教育を小学校の4年間のみに限定した。これに反発した教師らが、教育システムを守るための地下組織「秘密教師組合」を結成。ドブロボルスキはユダヤ人ではなかったが、この組織に属する他の教師らとともに授業を継続して逮捕。1942年6月、アウシュビッツに身柄を送られたとい