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「おざなり」と「なおざり」。意味の違いは-NHK
「おざなり」と「なおざり」とは、どう違うのでしょうか? 現代語として考えた場合、両方に共通している... 「おざなり」と「なおざり」とは、どう違うのでしょうか? 現代語として考えた場合、両方に共通している部分は、「いい加減な対応だ」ということです。そして異なるのは、「おざなり」は「いい加減ではあるにせよ、何らかの対応をする」のに対して、「なおざり」は「多くの場合、何の対応もしない」という点にある、と言うことができます。 まず、それぞれの語源について見てみましょう。 「おざなり」は、「御座(敷)の形<なり>」を縮めたものです。このことばは19世紀初めには使われ始めていますが、宴会の席(御座敷)などで表面的に形ばかりを取り繕った言動のことを指したものと推測されます。 いっぽう「なおざり」はもう少し歴史の古いことばで、10世紀には使用例が見られます。このことばの語源にはいくつか説があるのですが、その1つに「なほ(直・猶)+さり(去)」というものがあります。「なほ」は「そのまま何もせずにいること」、「
2024/03/24 リンク