IRマット 番組で活躍｜技研だより

人間・情報 主任研究員 三ツ峰 秀樹 技研で開発した新しい映像合成技術「IR* マット」が、テレビ番組「朗読ドキュメント ～もうひとりの星の王子さま・内藤濯～」で使用されました。映像合成は、実写映像とCGなどの映像を合成する技術ですが、現在、背景に青色のスクリーンを用意し、色情報を利用して映像合成する「クロマキー手法」が広く用いられています。しかし、「クロマキー手法」はスクリーンを均一に照明する必要があり出演者に対し演出効果の高い照明が難しい上、広いスペースや多くの照明装置を必要とします。 * IR: Infrared（赤外）の略 今回開発したIRマットは、赤外カメラを内蔵した専用のズームレンズと特殊なスクリーンを使用します。専用レンズは、カラー映像と同時に赤外映像を撮影することができます。被写体の背景に設置するスクリーンは、光源方向に光線を反射する性質を持つ再帰性反射材でできており、専用

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“IRマット 番組で活躍”