浦和平川、支援して奥深さ知ったブラインドサッカー - Ｊ１ : 日刊スポーツ

２１日夕刻。普段は浦和の選手たちが練習に使う、さいたま市大原サッカー場のピッチを、この日は一般のファンが走っていた。 おぼつかない足取りなのは、みなアイマスクをしているからだ。この日は応募したサポーターを招き、浦和がブラインドサッカー体験会を開催していた。 冒頭。会を企画したＭＦ平川忠亮（３７）は、こうあいさつをした。「僕も少しの間だけですが、目が見えなくなったことがあります」。 大げさではない。昨年３月２７日。平川は突然、視力を失った。 ◇ ◇ その日。大原サッカー場のピッチは、暖かい日差しに照らされていた。午前１１時。ウオームアップを終えた浦和の選手たちは、額にうっすらにじんだ汗をぬぐい、試合形式の練習に入った。 ピッチをとりまく桜の木は、つぼみをパンパンにふくらませている。まぶしい陽光に満ちた、春の景色。しかし次の瞬間、それが文字通り「暗転」した。 平川は突如、ピッチに倒れ込んだ

[itamae]

なんかウルっときた

[kno]

"半日くらいですけど、ほぼ完全に目が見えなくなって、気づかされることはとても多かった"

[kizaki]

平川を慕う選手は多い。「ヒラさんがやるなら」と、今回の体験会には前夜の川崎Ｆ戦でフル出場したＭＦ阿部、武藤らも参加。大いに場を盛り上げた。