フェンシング太田が仏選手権の出場断念 - スポーツニュース : nikkansports.com

フェンシング男子フルーレの北京五輪銀メダリストで、フランスの古豪クラブのエクサンプロバンスに期限付きで加入した太田雄貴（２３＝森永製菓）が参加資格の問題で、２１日のフランス選手権団体戦準決勝への出場を１６日、断念した。 太田は４月の団体戦準々決勝で、勝利に貢献。国際連盟の世界ランキングで日本初の１位となり、本場フランスでも知名度が上昇した。しかし準決勝の対戦クラブが「外国籍選手は６カ月以上の滞在が必要」という参加資格を問題視し、フランス連盟が資格なしと結論を出した。 準決勝の相手にはフランス代表で太田を大の苦手とする選手がいる。フランス連盟に対する発言権も強く、こうした事情も影響したとみられる。 太田は「４月の渡仏で非常に中身の濃い、充実した経験を積ませてもらったし、自分を進化させるよいチャンスをもらった」と話し、９月３０日開幕の世界選手権（トルコ）に照準を定めた。