世界は局所的かつ実在的，ではない

この半世紀における最も衝撃的な発見の1つは，私たちの住む世界が局所的かつ実在的であるという，これまで当然とされていた前提が覆ったことである。ここでいう「実在」とは，物体が観測とは無関係に確定した性質を持つ，という意味だ。一方「局所的」とは，物体は周囲の環境からしか影響を受けないし，その影響が光より速く伝わることはない，ということを意味する。ところが量子物理学の最前線の研究は，この2つの性質が両立することはありえないことを明らかにした。 この発見は，私たちの日常的な経験とは大きく違っている。かつてアインシュタインはこれを嘆き，友人に「君は本当に，君が見ていないときには，月はそこにないと思うのかい？」と問うたという。作家ダグラス・アダムスの言葉を借りるなら，局所実在の前提を捨てることには「多くの人がたいへん立腹したし，よけいなことをしてくれたというのがおおかたの意見だった」（『宇宙の果てのレス

[asamaru]

量子の世界では、分子の世界では、地球規模の世界では、宇宙の世界では〜など、厳密には連続していたとしても、議論の前提を置くために世界を区分しなくてはならなくなった。

[enemyoffreedom]

宇宙の果てのレストラン、懐かしい

[dgen]

「世界は」ではなく「量子は」だろ？月は見てなくても存在する。猫は生と死を半分ずつ併せ持つ状態ではない。量子とマクロ視点で見たものとを同じ理論で考えるべきじゃない。アインシュタインもわかってるだろうけど

[xanaduuu]

なるほど、よくわからん

[nuara]

運動量と位置の話から進んでるのかなあ。相変わらず理解不能。

[fraction]

ここでいう「局所的かつ実在的か否か、は現在でもメタ物理（哲学？）の対象。人によっては「脳筋」扱いするだろう現在の標準的物理学において実在は場の演算子とヒルベルト空間だろうし、場の演算子は全て局所的。