インフレ率の決定要因 政策転換、長期期待に影響 エミ・ナカムラ カリフォルニア大学バークレー校教授 - 日本経済新聞

ポイント○人々の長期インフレ期待がインフレ左右○失業率のインフレ率に及ぼす影響は軽微○政策当局は長期インフレ期待修正めざせ失業率とインフレ率の関係を示す「フィリップス曲線」がフラット化しているという議論がよく聞かれる。2007～09年の不況期には、失業率の大幅上昇でもインフレ率はほとんど下がらなかった。そして世界が不況から回復しても、インフレ率はさほど上がらなかった。フィリップス曲線は、中央銀

[wxitizi]

政策転換による長期期待インフレの変化を除くと、今日のフィリップス曲線の傾きは80年代と変わっていない、と。失業率はインフレ率と当時のような関係に依然あるし、インフレ率を変えたい場合は期待インフレが大切。

[perfectspell]

失業率のインフレ率に及ぼす影響は軽微。……完全雇用になればインフレ率が上昇する、という間違ったドグマからは解放されたか。島根の失業率なんか一時期0.6%だったけど、島根だけインフレ率は上昇してないしな。