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まるで戦場だった(ヒマラヤ大地震からの報告)|野口健公式ウェブサイト
昨日、地震があったとは思えないほど長い二日間でした。地震発生時は4500M付近の崖が続くルートをト... 昨日、地震があったとは思えないほど長い二日間でした。地震発生時は4500M付近の崖が続くルートをトラバースしている最中で、しかも、吹雪で視界も限られている状況の中で、足元が流されていくなぁ~と。雪の状態がそうさせているのか、しかし、それからあの3・11を思い起こさせる激しい横揺れが始まりその時点でようやく「地震」と理解。その直後から周辺の山々から爆撃を受けたかのようなガラガラ、ドドド、グゥワォン、ドッカンなどといった爆発音が。 巨大な岩が崩落しその連鎖で土砂崩れが起きたのか、氷河の崩壊による破壊音なのか、なにしろ視界がきかない吹雪の中でその爆音を聞かされ、音もこだまするわけですから、どこからどこに向かって襲いかかってくるのか分からない。どこに逃げればいいのかさえもも分からないまま、ジッと岩陰に身を隠すしかない。真っ白闇の雲の中から突如、僕の頭部ほど大きなの石の塊がいくつも空気をピュー切りな
2015/04/27 リンク