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睡眠不足でも脳への刺激で記憶力がアップ | 理化学研究所
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睡眠不足でも脳への刺激で記憶力がアップ | 理化学研究所
要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター行動神経生理学研究チームの村山正宜チームリーダー、... 要旨 理化学研究所(理研)脳科学総合研究センター行動神経生理学研究チームの村山正宜チームリーダー、名古屋大学環境医学研究所の山中章弘教授、東京大学大学院薬学系研究科の松木則夫教授(研究当時)らの共同研究グループ※は、睡眠不足でも大脳新皮質を再活性化することで記憶力が向上することを発見しました。 睡眠には、起きている間の知覚体験を記憶として定着させる機能があります。感覚情報などの外部からの入力が少ない睡眠時の脳内において、内因的な情報により知覚記憶が定着すると考えられています。しかし、具体的にどの脳回路が知覚記憶の定着に関与するかは不明です。大脳新皮質内の第二運動野(M2)[1]という高次な領域は、第一体性感覚野(S1)[2]という低次な領域と互いにつながり「トップダウン回路[3]」を形成しています。村山チームリーダーらは2015年、M2からS1への「トップダウン入力」がマウスの皮膚感覚の正