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【政権の是非を問う】=農政改革= 崖っぷちTPPの「内なる敵」、そしてJA全中との決戦は(1/3ページ)
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【政権の是非を問う】=農政改革= 崖っぷちTPPの「内なる敵」、そしてJA全中との決戦は(1/3ページ)
交渉ごとというものは、えてして「外敵」よりも「内なる敵」の方が手ごわい存在になる。 10月26日、... 交渉ごとというものは、えてして「外敵」よりも「内なる敵」の方が手ごわい存在になる。 10月26日、オーストラリア・シドニーのホテル。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の参加12カ国が閣僚会合を重ねている舞台裏で、日本政府は国内の関係団体向けに説明会を開いた。 「これ以上、生産コストは下げられない!」 難航する交渉の状況を説明する政府関係者に、こう訴えたのは日本養豚協会の志沢勝会長だった。 TPP交渉では、日米間で農産品の関税の取り扱いが大きな争点となっている。特に豚肉について日本政府は、外国産の大量輸入を防ぐため差額関税制度を設定しているが、米側は撤廃を求めており、折り合いがついていない。 米国産などの安い豚肉の大量流入は、国内の養豚農家にとって死活問題となる。志沢氏は会合後、記者団にこう力説した。 「食糧自給率が低い日本にとって安価な輸入農産品がたくさん入ってくる状況は非常に危険だ