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発光ダイオード大手の日亜、諏訪に研究拠点を移転拡充
人口減少社会を見据えた地域経済の発展戦略として、県は試験研究機関の誘致に力を入れているが、企業側... 人口減少社会を見据えた地域経済の発展戦略として、県は試験研究機関の誘致に力を入れているが、企業側にも県内の優れた自然環境や地域性に着目する動きが出始めている。その一つが発光ダイオード(LED)大手の日亜化学工業(徳島県阿南市)。下諏訪町にあるセイコーエプソン(諏訪市)の旧高木事業所跡地約2万9800平方メートルを取得して、現在は岡谷市にある諏訪技術センターを来年末にも移転するとともに、機能や規模を大幅に拡充することを決定した。 ◇ 同社は、ノーベル物理学賞を受賞した米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授が在籍中に青色発光ダイオード(LED)の大量生産技術を開発した会社としても知られる。主力の徳島県以外では鹿児島県に生産拠点を置き、資本金は約520億2600万円、従業員はグループ全体で8600人。白色LEDやレーザーダイオード(LD)の世界シェアはトップクラスだ。 技術センターの拡