信者数合計すると２億人！？ 日本人口を上回る…宗教年鑑 専門家「使えない政府統計」（1/2ページ）

真宗大谷派の信者数が約２・５倍に急増することが判明した宗教年鑑。仏教系教団は大半が檀家制度によって家単位でしか信者を把握しておらず、算出根拠もまちまちだ。集計された信者数は例年、日本の人口よりも多く出ており、専門家からは「学術研究には使えない」との声も上がる。 「本当の数字かどうかは問題にしていない。大谷派の信者数が不自然と思われるかどうかは、世間の判断に委ねる」。文化庁の担当者はこう語った。 宗教年鑑に掲載される宗教統計調査は、文化庁が昭和２４年から毎年実施。平成２９年３月に発行される２８年版宗教年鑑には、２７年１２月末時点のデータが掲載される。神道、仏教、キリスト教などを網羅する形で、宗教団体数や信者数などをとりまとめている。 ところが、各教団が申告する信者数の合計は、日本の人口を上回ることが常態化。２２年版までは２億人を超えており、２７年版は１億９０２１万人余だった。

[yasudayasu]

「信者数は名簿に基づいて出すべきだ。ばらばらの基準で出した推計値を公表するだけでは統計として成り立たっておらず、研究目的で使えない」「現在の方法で文化庁が信者数を集計すること自体、あまり意味がない」

[strawberryhunter]

寺が家族構成まで把握していたら怖いわ。法事には親戚も参加するわけだし、どこまで家族かは、よほど親しい付き合いがなければわからないだろう。