中国の３・１５消費者デー特番に日本企業ビクビク…過去には日産、ニコンがやり玉 （1/3ページ）

【上海＝河崎真澄】中国市場に進出している日本企業が３月１５日の「世界消費者権利デー」を控え戦々恐々としている。中国国営中央テレビが毎年この日に放送する特別番組「３１５晩会」で、中国の消費者権利を侵害したとして、企業数社が名指し批判されるからだ。日米欧の企業がヤリ玉に挙げられることも多く、「外資たたき」との見方もあるが、中国の消費パワーをみせつける狙いもありそうだ。放送が始まるまでどの企業が指摘されるかは不明で、現地法人の担当者は不安を募らせている。 昨年は、取材班が日産自動車や独フォルクスワーゲン（ＶＷ）などの販売店に車を持ち込み、修理費をめぐる店員とのやりとりを隠しカメラで撮影。「不当に高額」などと批判した。 ２年前はニコンの一眼レフカメラの画像に黒い点が写り込むと指摘され、謝罪や商品交換など厳しい対応を次々と迫られた。過去には米アップルのクック最高経営責任者（ＣＥＯ）も謝罪に追い込まれ

[h_A_l]

日本のある電機大手の上海法人幹部「販売現場を常時チェックしてきたが何が問題視されるか線引きが不透明だ。１５日夜は幹部が会社に残って番組終了まで視聴する」 中国の３・１５消費者デー特番に日本企業ビクビク