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著者インタビュー|平野啓一郎『決壊(上・下)』|新潮社
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著者インタビュー|平野啓一郎『決壊(上・下)』|新潮社
──この作品を書かれた理由を教えて下さい。 平野 僕は今年三十三歳でデビュー十年なのですが、その間、... ──この作品を書かれた理由を教えて下さい。 平野 僕は今年三十三歳でデビュー十年なのですが、その間、現代という難しい時代を描くために、小説にどういう方法が可能かという事を常に考えてきました。作品によっては、その可能性の追求に主眼を置いた作品も発表してきたのですが、三十代になるにあたって、そもそも自分が小説というものに魅了されてきた根本に立ち返って、今こそ社会に訴えたいテーマで、小説に関心のない人が手に取ったとしても、読者を引きずり込んで問題を共有出来るような作品を、文学というものの強い力を信じて書きたいと思ったんです。 今の日本には非常に複雑な問題が起きています。特に僕の世代は経済的な格差が強調され、一方でワーキングプアという深刻な状況に陥っている人もいれば、他方では大きな組織で、それはそれでいろんな矛盾を抱えながら必死に働いていても、悪しき「勝ち組」のように呼ばれてしまっている人たちもい