県営団地に若い風を 横国大生に家賃5000円で貸し出し：東京新聞 TOKYO Web

神奈川県は、高齢化が進む団地を活性化させる役割を大学生に担ってもらおうと、横浜国立大の学部生と大学院生に県営笹山団地（横浜市保土ケ谷区）に低価格で貸し出す事業を始めた。単身者向けの最大十部屋の入居者募集を二十七日にスタート。七月から入居を開始する。 県によると、笹山団地は五十八棟千四百八十部屋で構成し、高齢化率は６４％に上る。三割程度が空き部屋になっているため、空室対策と地域活性化を両立させる事業として企画した。 家賃は月五千円ほどと、同団地の最も安い料金の三分の一に設定。居住する学生には、祭りや草刈りなど自治会活動への積極的な参加や、新たなイベント企画をしてもらう。光熱水費は実費負担。事業名は同大の学生が考案し「神奈助人ｓ」（かなすけったーず）とした。