厚木基地近くの河川から暫定目標値超えのPFAS検出 神奈川県調査 泡消火剤放出問題：東京新聞 TOKYO Web

米軍厚木基地（神奈川県大和市、綾瀬市）で9月24日、人体に有害とされる有機フッ素化合物（PFAS（ピーファス））を含む泡消火剤が放出された問題で、神奈川県は16日、基地に近い場所で採取した河川の水から国の暫定目標値（1リットル当たり50ナノグラム）を超えるPFASを検出したと発表した。 泡消火剤の放出後、米軍は基地内を流れる蓼（たて）川につながる調整池を封鎖。調整池の水を新たに設置した浄化フィルターに通し、蓼川に放流した。県が10月14日、約1キロ下流の水を分析したところ、同120ナノグラムのPFASを検出した。 泡消火剤が放出された直後の9月27日に、同じ場所で採取した水は同190ナノグラムだった。昨年の県の調査でも同180〜190ナノグラムが検出されており、県大気水質課は「今回の泡消火剤放出の影響とは言えない」とみる。