＜回顧2023＞9月 介護施設で送迎車事故 働くため年齢詐称の末に：東京新聞 TOKYO Web

人は何歳まで働き、生活に必要な金銭を得ることができるのか。そんなことを考えさせる事故が9月13日夕、さいたま市で起きた。 同市見沼区の介護施設「ビッグスマイルリハビリセンター」で、利用者を自宅へ送り届けるために施設前で待機中の送迎車が誤ってアクセルペダルを踏み込まれたことで前方へ急に発進し、80代の利用者2人と40代の男性職員をはねた。利用者2人は死亡。男性職員は全治6カ月のけがを負った。運転していた窪島達郎被告（75）が自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで現行犯逮捕された。

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“被告は妻と死別。子どもがいたが、男手一つで育てるのが難しく、親族に養育を託した過去(中略)年金に加え、送迎車の運転手など三つの仕事を掛け持ちし、自家用車の購入などで負った借金の返済分と生活費を捻出”