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<土曜訪問>窮状 まず関心持って 「難民」テーマに新作『ノイエ・ハイマート』刊行 池澤夏樹さん(作家、詩人):東京新聞 TOKYO Web
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<土曜訪問>窮状 まず関心持って 「難民」テーマに新作『ノイエ・ハイマート』刊行 池澤夏樹さん(作家、詩人):東京新聞 TOKYO Web
<土曜訪問>窮状 まず関心持って 「難民」テーマに新作『ノイエ・ハイマート』刊行 池澤夏樹さん(作... <土曜訪問>窮状 まず関心持って 「難民」テーマに新作『ノイエ・ハイマート』刊行 池澤夏樹さん(作家、詩人) 「日本は難民に対して極端に冷たい国。それでいいのかという問いが、僕には昔からあった」。そう語る作家、池澤夏樹さん(78)の新刊『ノイエ・ハイマート』(新潮社)は「難民」をテーマとした作品集だ。短編小説や詩、引用など、モザイクのようにちりばめられた多様な形式の文章からは、難民として生きざるを得ない人々の叫びが多層的に響いてくる。 2015年9月、トルコの海岸に打ち上げられた男児の遺体の写真が、世界中のメディアを駆け巡った。シリア出身のアイラン・クルディさん、3歳。家族とともに難民として地中海のギリシャ領の島へ渡ろうとしたが、ボートの転覆で母や兄とともに水死した。その痛ましい写真は、根深い難民問題の象徴として大きな反響を呼んだ。 衝撃とともに、池澤さんは「少年の死を悲しいニュースとして