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後席を広くできるのに大型高級セダンにFF車がないワケ
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後席を広くできるのに大型高級セダンにFF車がないワケ
後席の乗り心地を重視すると重量配分が大切になる いまや乗用車のほとんどはFF(前輪駆動)となってい... 後席の乗り心地を重視すると重量配分が大切になる いまや乗用車のほとんどはFF(前輪駆動)となっている。当初は小型車向きの駆動方式と考えられていたが、現在、全長5m近いセダンであってもFFとなっているケースは珍しくない。そのメリットは駆動系をフロントフード内に集約できることで、すなわちキャビンの拡大に役立つからだ。そのため、いまや国産ミニバンはすべてFFベースとなっている。 一方で、ショーファードリブンと呼ばれる高級サルーンにおいては、いまだFR(後輪駆動)が主流だ。かつて三菱デボネアやキャデラック・ドゥビルといったモデルは、FFながらショーファードリブンとして活用されたが、いまやデボネアは消滅し、キャデラックもFRに回帰している。なぜ、高級サルーンはFRが選ばれるのだろうか。 高級車にFF画像はこちら FRのメリットとして、駆動と操舵をわけたことによるスッキリとしたハンドリングや、アクセル