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【今週はこれを読め! SF編】似ているところと似ていないところ、愛の理由、人類進化のかたち - 牧眞司|WEB本の雑誌
その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場... その町ではひとは工場でつくられる。食料も工場でつくる。食料とはひと以外の、動物や植物だ。夫は工場で働き、妻は子どもを育てる。わたしはいままでに二回結婚して、ゆうに五十人の子どもを育ててきた。そのうち名前を覚えているのは十五人ほどだが。 『大きな鳥にさらわれないよう』は連作のかたちで、人間がいまのようではなくなった未来を描いていく。五十人の子どもを育てたわたしのエピソードは、巻頭に収録され「形見」と題されている。 わたしはもの知りの千明さんに「ひとはどこから来たの?」と尋ねてみる。それはわたしが生きている町の成りたちを問うているようでもあるが、もっと広く「わたしがここにいること」の不思議にふれるものだ。それは工場でつくられようが母から産まれようが同じだ。育てられ、つれあって、子どもを育て、そして死んでゆくだけのために生きているなんて、へんじゃないのかしら、とわたしは思う。しかし、千明さんは「
2016/06/21 リンク