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3人でいても、ふたりとひとり - ゆらゆらタユタ
高校入学初日から卒業までを、ニイナとハヅキと一緒に過ごした。ふたりとも大好きだけど、3人組は難しい... 高校入学初日から卒業までを、ニイナとハヅキと一緒に過ごした。ふたりとも大好きだけど、3人組は難しい。どうしてもふたりとひとりに感じる時があった。ニイナとハヅキ、それからわたし。 境界線はすっごく薄い膜みたいで、無視することも、見えないふりして突き破ることも簡単だった。けれど、膜は何度でも再生し、わたしたちを優しく分断した。誰かに悪気があったわけではない。膜が出来てしまう理由は、3人の中でわたしだけ帰る方向が違ったりとか、好きな芸能人の違いとか、そういうどうしようもないことだった。 それぞれ別の大学に入り、まったく違う職業に就いても、わたしたちの交流は続いた。わたしは書籍関連の企画職、ハヅキは製薬会社で営業。ニイナはアパレルで働いていたけれど、一昨年の結婚を機に辞めて、今は優雅な専業主婦だ。面食いのニイナが選んだだけあり、年下の夫のスミヒトさんはアイドルみたいな甘くて端正な顔立ちをしている。