御嶽山写真 産経に新聞協会賞 「火山灰の中に生存者」スクープ

日本新聞協会は２日、平成２７年度の新聞協会賞を発表した。編集部門では、産経新聞東京本社の「御嶽山噴火 『火山灰の中に生存者』のスクープ写真」（写真報道局・大山文兄＝ふみえ＝部次長）など４社が受賞した。 大山部次長は昨年９月２８日、突然の噴火から丸一日が経過した御嶽山をヘリコプターに搭乗して空から取材した際、山腹で火山灰に埋もれ重傷を負いながら救助を待つ女性を発見し、その姿を８００ミリの超望遠レンズで撮影。警察取材などから女性の生存を確認した上で２９日付１面で報じた。 現場は標高３０００メートル近く、夜間には氷点下近くまで冷え込む厳しさの中、再噴火と寒さに耐えての生還は奇跡的だった。大山部次長は、１３年度の「衝撃に震える児童－大阪教育大付属池田小事件」に続く２度目の受賞。 大山部次長は「写真を評価していただいたことは光栄ですが、５０人以上の方々が亡くなった現場の取材であり、複雑な心境です。お

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