なでしこ、チーム内の不協和音表面化 選手とノリさんの絆は絶たれたのか

■サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選（２日、大阪・キンチョウスタジアム） リオ五輪出場へ崖っぷちに立たされている日本代表「なでしこジャパン」（世界ランク４位）が、韓国（同１８位）と１－１で引き分けた。勝ち点１こそ拾ったが通算１分け１敗で出場６カ国中５位。残り３戦を全勝しても２位に入れない可能性が出たため“自力出場”が消滅した。ピッチでは後半から途中出場したＦＷ岩渕真奈（２２）＝バイエルン＝のヘッドで１点を先行したが、終了間際に追いつかれて痛恨のドロー。どうにもかみ合わず状態が上がらないチームは“機能不全”に陥っている。 （夕刊フジ編集委員・久保武司） 必勝が求められた一戦で、負けに等しい引き分け。肩を落とすなでしこたちを見つめていた佐々木則夫監督（５７）は「本当に勝負にいっていたが、なかなか勝たせてくれない」と言葉を絞り出した。 豪州戦でボランチを務めた主将のＭＦ宮間（岡山湯