豊島 地下水の一部汚染物質濃度高まる 継続的に分析へ｜NHK 香川県のニュース

大量の産業廃棄物が不法に投棄された豊島で汚染された地下水について、１８日開かれた県の会議で、海への排出基準を満たす状況が続いていた地点で、一部の汚染物質は濃度が高まる状況が見られることが報告されました。県は、継続的に分析していくことにしています。 大量の産業廃棄物が不法に投棄された土庄町の豊島では、汚染された地下水の浄化が続けられた結果、県は去年７月、海への排出基準を満たしたとして「浄化が完了した」という認識を示しています。 １８日行われたオンラインによる県と有識者らの会議で、県の担当者から、継続的に地下水の状況を観測している地点で、ベンゼンなどの汚染物質は濃度が高まる状況が見られることが報告されました。 これについて、座長を務める専門家は、「全体として汚染物質の数値の下がり方が弱く、リバウンドして、一部では海への排出基準を再び満たさない状況になるおそれもある」と指摘しました。 これに対し