水没のピアノ 福島の調律師が修理 披露の演奏会 熊本 球磨村 | NHKニュース

去年7月の豪雨で水没した熊本県球磨村の小学校のピアノが修理を終えて地元に戻され、お披露目の演奏会が開かれました。 このピアノは、去年7月の豪雨で校舎が天井まで水につかる被害を受けた球磨村の渡小学校の体育館にあったものです。 音が出なくなっていましたが、東日本大震災の津波で水没したピアノの修理実績がある福島県いわき市の調律師、遠藤洋さんが修理を担当し、およそ3か月かけて音が出るようにしました。 21日は、渡小学校の児童たちが被災後に通っている別の小学校で演奏会が開かれ、遠藤さんも会場にかけつけました。遠藤さんは「ピアノがなおったようにあきらめない気持ちを大切にしてほしいです」と話していました。 このあと、ピアノの伴奏とともに児童たちが歌を披露し、会場を訪れた人たちはじっと聞き入っていました。