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「私を消す」とはどういうことか
ジャック・ラカンの「鏡像段階」 さて,茂木氏のミラーニューロンや「ふり」についてのくだりを読んでい... ジャック・ラカンの「鏡像段階」 さて,茂木氏のミラーニューロンや「ふり」についてのくだりを読んでいて筆者が思い出したのは,構造主義の思想家であるジャック・ラカンの「鏡像段階」という考え方である。「鏡像段階」とは,人間の幼児が生後6カ月くらいで鏡に映った自分の像に興味を持ち,強い喜びを感じるという現象である。 この喜びの感情についてラカンは,他者に頼らざるを得ずに無能感や不快感からくる統一性を欠いた身体感覚(「原初的不調和」と呼ばれる)に苦しむ幼児が,統一的な視覚像として一挙に「私」を把持するためだと説明する(内田樹著『寝ながら学べる構造主義』,文春文庫,p.170)。その際,幼児は鏡に映った鏡像に,自らを「投げ入れる」ことで「私」の統一像を獲得するのだという。しかし,鏡に映ったイメージは「私そのもの」ではないということから,人間とは「『私ではないもの』を『私』とみたてることによって『私』を