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全固体電池、10年飛び越し
次々世代、あるいは2030年の技術と考えられていた全固体2次電池が、大幅に前倒しで実用化され始めた。既... 次々世代、あるいは2030年の技術と考えられていた全固体2次電池が、大幅に前倒しで実用化され始めた。既存のLiイオン2次電池の性能を2倍以上上回る製品も3年ほどで登場しそうだ。1回の充電で500km以上走れるクルマの登場も遠くないかもしれない。 スマートフォンやウエアラブル端末、電気自動車(EV)、そして家庭や電力事業者向け蓄電池の質量エネルギー密度が今後3年ほどで2倍以上、同容量では価格が1/2以下になる可能性が出てきた。これを実現するのはいわゆる全固体2次電池である。いくつかの海外の電池メーカーが既に実用化、または実用化に向けて急速に歩みを進めている。日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が掲げる開発ロードマップを、約10年も前倒す動きだ。 全固体2次電池は、電解質として従来の有機系電解液などの代わりに固体材料を用いている蓄電池である。有機系電解液は揮発して発火、爆発する
2016/03/29 リンク