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フィッシングを防止する送信ドメイン認証技術
チェックする送信ドメインは2種類ある 送信ドメイン認証でチェックする対象は,送信者のメール・アドレ... チェックする送信ドメインは2種類ある 送信ドメイン認証でチェックする対象は,送信者のメール・アドレスのドメイン部分(=送信ドメイン)である。ただし,送信者アドレスには2種類あるので注意したい。1つ目は,SMTPプロトコルにおいてMAIL FROM:コマンドの引数として与えられる送信者アドレスである。一般的な受信者のメール・ソフトでは表示されない。2つ目は,メール・ソフトのFrom:やSender:ヘッダー上に指定される送信者アドレスである。 IPアドレス認証方式で使う規格によって,どの送信者アドレスのドメインをチェックするかというところが異なる。オリジナルのSPF(Classic SPFと呼ぶ)では,SMTPプロトコルで使う送信ドメインをチェックしていたが,SenderIDではこれに加えて,ヘッダーの送信ドメイン(Purported Responsible Address,PRA)もチェッ