『１Ｑ８４』騒動の背後にある恐ろしさ：オピニオン：Chuo Online : YOMIURI ONLINE（読売新聞）

『１Ｑ８４』２２０万部の理由 村上春樹『１Ｑ８４』が発売１週間で９６万部（２冊合計）、現在までの累計で２２０万部以上を売り上げた。しかし、「文学の不振」「若者の活字離れ」が言われている中で、『１Ｑ８４』はなぜこれほどの売れ行きを見せたのか。 その理由として、「発売前の情報隠し」がある。普通の本なら内容を簡単に紹介し、「泣けるラブストーリー」とか「驚愕のミステリー」とかのキャッチコピーを付けて、読者の購買意欲をそそるように宣伝する。しかし、作者も出版社も『１Ｑ８４』の内容を発売まで隠し、しかも村上春樹７年ぶりの長編小説という理由もあって、逆に「どんな作品だろう？」という読者の興味をかきたてたのである。 ただし、情報を隠せばどんな本でも売れるというわけではなく、それは村上春樹だから成功した販売戦略なのである。重要なことは、何が村上春樹をそういう地位（作品の内容を知らせなくても本が売れる作家）に

[north_god]

「読まないと遅れている」「面白いと言わなければいけない」という妄想に憑かれたと思わせる人はいた

[pre-jurist]

ノルウェイの森のときからハルキブームはあったわけで、ベストセラーとか国際的な評価が高いから読んでみようとすることは自然でしょう/マーケティングの手法と権力とを結びつけるのは無理がある

[Yuletide_joy]

"「海外で評価されている村上春樹」の本だから読まないわけにはいかない。そんな風潮に促されて、内容のまったくわからない本に３７８０円（２冊合計）を出してしまった人も多いはずだ"

[na23]

フーコー関係なくない？

[vid]

『付和雷同』//海外で～は日本人の伝統芸能だからなぁ。メディアは（旧は新聞、現はテレビ）はこの日本人の性質をよく知っていて、偏向や報道しない自由を駆使して扇動してますね。

[ogajud]

"「海外で評価されている村上春樹」の本だから読まないわけにはいかない。そんな風潮に促されて、内容のまったくわからない本に３７８０円（２冊合計）を出してしまった人も多いはずだ。"そうなの？でも売れないと

[indigoworks]

村上春樹というマーケティングの手法であって、権力がどうの、といった話ではない。どのような本であれ、購入する自由は消費者の権利。

[ajyuu]

ただし、それは村上春樹だからみたいな。

[bunoum]

「海外で評価される日本人」と、近代の権力は「生の権力」との間にもう一段落橋渡ししてほしい。そこが読みたい。

[Hi-kari]

話題性・秘匿性だけで本は売れる？「読む前に中味がわからない本を買ういわれはない」過言気味。