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震撼 - 新小児科医のつぶやき
奈良事件は幾つか医者が震撼した要素があります。 まずシステム的には周産期高次救急への搬送システムが... 奈良事件は幾つか医者が震撼した要素があります。 まずシステム的には周産期高次救急への搬送システムが破綻寸前であること。この事件が特異例か、氷山の一角かが問題になりますが、その後の情報により、奈良が周産期医療で手薄な事は有名でしたが、奈良だけではなく首都圏でもいつ同様の事件が発生しても不思議でない素地がわかりました。関西でも和歌山→加古川、三重→神戸なんて母体搬送例があり、整備が進んでいると言われる大阪をスルーして長距離母体搬送が行われる事を関係者は証言しています。 搬送元の病院の責任問題。これが当初焦点を当てられたので、私も情報を集めて分析しましたが、病院側の対応の拙さがあったにしても、これだけ叩かれる事に恐怖を抱きました。もちろん真相はまだ確定していませんが、ネット時代でなければマスコミの一方的な報道で、搬送元の産科医は誰疑う事の無い極悪医者になっていたでしょう。 上の2つだけでも十分震
2007/05/04 リンク