偽装労災事故詐欺で再逮捕 京都府警 - MSN産経ニュース

架空の事故をもとにした労災保険の休業補償給付金詐欺事件で、京都府警伏見署は１３日、新たに約１０００万円をだまし取った詐欺容疑で、京都市伏見区の衣料品卸会社社長、金道龍被告（７８）＝詐欺罪で公判中＝を再逮捕するとともに、同区のパート店員、福井みゆき容疑者（５２）を逮捕した。 調べでは、金容疑者は平成１５年９月１７日、「仕事中に歩道の花壇につまずいて転倒し、頭や腰を負傷した」などと架空の労災事故をでっちあげる書面を京都南労働基準監督署に提出。１６年８月までに、休業補償給付金など約１０００万円をだまし取った疑い。福井容疑者は金容疑者に頼まれ、事故を目撃したとする書類を作成したという。 金容疑者は、事業主が任意で加入できる労災保険の特別加入制度を悪用し、架空の交通事故を理由に約１４０万円をだまし取ったとして、昨年７月に詐欺容疑で逮捕された。