気球連盟３２００万円横領、元理事に実刑 「趣味のワイン購入、悪質」 - MSN産経ニュース

各地の気球愛好家らでつくる日本気球連盟の口座から現金計３２００万円を横領したとして、業務上横領の罪に問われた同連盟元理事兼会計局長の山口栄一被告（５６）＝佐賀市高木瀬西＝に佐賀地裁は１６日、懲役２年１０月（求刑懲役４年）の判決を言い渡した。 判決理由で若宮利信裁判官は「地位や権限を乱用し、常習的に犯行を重ねた。連盟は運営上の困難を来している」と指摘。「横領した現金を借金の返済や趣味のワイン購入に充てるなど悪質な犯行だ」と述べた。 判決によると、山口被告は平成２０年２月から今年３月までの間、８回にわたり、佐賀市の銀行で管理していた連盟の口座から計３２００万円を払い出し、自分の口座に入金するなどした。