マグロパニック回避 むしろ供給過剰？ (1/2ページ) - MSN産経ニュース

東京・築地市場でのマグロの競り。クロマグロやミナミマグロは絶滅が懸念されるまでになっているが、日本の市場には依然、大量のマグロがやってくる＝４月 大西洋マグロ類保存国際委員会（ＩＣＣＡＴ）で来年の東大西洋と地中海でのクロマグロ（本マグロ）漁獲枠の４割削減が決まり、最大消費国である日本への供給量が減ることは避けられなくなった。ただ、昨秋以来の景気低迷でクロマグロは在庫が膨らんでおり、価格急騰など“パニック”は回避される見通しだ。むしろ、規制強化をにらみ養殖に参入する業者がここ数年相次いでいることから、関係者からは中長期的に供給過剰を心配する声が広がっている。 東京都中央卸売市場によると、クロマグロの卸売価格は昨秋のリーマン・ショック以前の８月末は１キロ当たり４１００円だったが、需要後退の影響で約１年後の今年９月末は３千円まで値下がりしている。 水産庁によると、クロマグロと同じく高級魚のミナミ

[amesuke]

市場関係者が懸念するのは「中長期の供給過剰」