電力１０社中７社が赤字決算 ４～６月期、関電と九電は値上げで赤字圧縮 - MSN産経ニュース

大手電力１０社の２０１３年４～６月期連結決算が３１日出そろった。原発の長期停止で火力発電の燃料費がかさんでいるところに円安が追い打ちをかけ、最終損益は東北電力、東京電力、北陸電力を除く７社が赤字だった。経常損益は９社が赤字。 燃料費（単体ベース）は１０社のうち北海道電力と四国電力を除く８社で増加。燃料価格自体は下がったが、円安で調達価格が上昇した。調達価格の上昇分は「燃料費調整制度」により電気料金に上乗せされるため、利用者負担は今後さらに増える見込み。 ５月に家庭向け電気料金を値上げした関西電力と九州電力は赤字幅が大幅に縮小。給与カットなど経営合理化により、中国電力と四国電力も赤字額が減った。最終損益が赤字だった７社の赤字額は計約１６００億円で、東電を含め８社が赤字だった前年同期（計約５６００億円）から大幅に減少した。

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庶民は音上げ

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産経新聞｜電力１０社中７社が赤字決算　４～６月期、関電と九電は値上げで赤字圧縮